Silent Tone Recordクラシック・レコードの通信販売を初めて2ヶ月。
新着レコードのリスト作りと平行して、録り貯めた音源を作曲家・演奏家・レコード会社の著作隣接権の保護期間の切れたものから編集しているのですが、これが結構大変な作業です。
基本的には1枚のLPから1枚のCDRを制作する訳ですが、傷があったり盤のコンディションが悪い時には、複数のLPから良い状態の場所を持って来なければならない訳なのです。
1枚しかなければそれを使うほかないのですが、下手に2・3枚録り貯めてあったりすると1枚制作するのにかなりの時間が必要になります。
マスタリング作業自体はノイズカット等は極力しないのでそれ程時間がかからないのですが。
マスタリングの技術をきちんと習得すればもっと良い物が作れるのでは?という思いと、
これ以上時間がかかると人生があっという間に過ぎて行ってしまう恐怖で踏み込めてないでいる訳です。

そんなこんなで、3枚の自主制作CDR作りました。

ALP1104
1枚目ブラームス:Vn協奏曲/G.デ・ヴィート(Vn)R.シュヴァルツ指揮フィルハーモニアO. /録音源 ALP 1104
最近デ・ヴィートを3枚続けて出したのでもう1枚!盤の状態はなかなか良いのだけど、良い状態のジャケットのコピーが見つからず仕方なくこれを使用しました。
演奏はよく言えばゆったりした演奏、個人的にはもう少し軽快な方が嬉しいけど、デ・ヴィートらしいのかも知れません。

DLP1190
2枚目はチャイコフスキー:Vn協奏曲/イダ・ヘンデル(vn)ユージングーセンス指揮ロイヤルpo./録音源 DLP 1190
これは3枚分の録音があったのでなかなか良く出来たのはないかと思います。ジャケも状態の良い物があったので満足です。
演奏はI.ヘンデルの録音の中でも相当良い演奏だと思います。女流でいうとオークレール、マルツィより好きかも知れません。ブラームスもジャケのコピーが見つかり次第アップします。

LPG8003
3枚目はベートーヴェン:Vcソナタ2・3番/モーリス・ジャンドロン(Vc)ジャン・フランセ(Pf)/録音源 LPG 8003
ヴァイオリンとピアノしかなかったので、室内楽を探していたら適盤を発見!
久しぶりに聴いたのですが良い演奏です、PHILIPS時代も悪くはないのですが、DucretetやDECCAに残した初期のジャンドロンの録音には惹かれてしまいます。
もちろんピアノのフランセの力も大きいと思います、ジャケは他のバージョンもありますがこちらを採用しました。

今週はずっとCDR製作をしたので次回はLPと言いたい所ですが、既にDFのL.Kraus(pf)W.Boskovsky(vn)のベートーヴェンを製作しています。ご期待下さい。

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