前回の新着LPについてご紹介します。


SAXF181 2SAXF181











ショパン:英雄ポロネーズ,幻想即興曲,バラード1番,スケルツォ2番,練習曲(4曲),ワルツ(3曲),夜想曲/S.フランソワ(pf)/SAXF 181
 
アルフレッド・コルトーに見出され、エコールノルマルでイヴォンヌ・ルフェビュールに、パリ音楽院でマルグリット・ロンに教えを受けた20世紀フランスを代表するピアニストの1人サンソン・フランソワ。その特徴は19世紀の巨匠を受け継いだようなアゴーギク、隠れた旋律を浮かび上がらせる様なアクセント、独特のリズム等あるが、とにかく非常に魅力がある演奏。当盤は1960年代初期ステレオ録音、後年SAXF 861、CVD 861等で発売されるが当盤がステレオオリジナルになる。どれもフランソワ節全開のショパンだが、個人的にはバラード1番はSP・LP・CDを通して最高の演奏の1つだと思っている、これに肩を並べるのはホロヴィッツくらいだと。良くも悪くも個性的な演奏、賛否両論あろうが一度は聴いて頂きたいショパン。

Silent Tone Record