先週はインド音楽と秋田民謡のライブ、友人の落語、茅場町の素敵な本屋、代官山の美容院とよく出かけた1週間でした。
音楽も落語もライブで聴いてこそ素晴らしさが分かるという事を改めて感じました。
しかしその一方で、本やレコードなど記録し時間・場所を超えて共有するという事もまた貴重です。
最近クラシックもジャズも民族音楽もテクノもファンクもソウルも、絵画も映画も建築にも触れる機会が減ってしまい、決して良いとは思っていなかったのですが、やはりそれでは駄目だと再確認した次第です。
先月からHPを立ち上げクラシックのレコードを販売している訳ですが、クラシック以外の音楽、また音楽以外の事にも関わりたいと思っています。

そんな訳で今週の新着レコードはPHILIPS(フィリップス)レーベルのLP20枚ちょっとになります。
最近CDRばかり製作していたので、久しぶりのレコードになります。
珍しいものはそれ程多くはないのですが、その中で4枚ご紹介します。

A00299L
ナップ・デ・クライン(1909〜79)、ベルンハルト・パウムガルトナー指揮ウィーンso.による協奏交響曲他、モーツァルト・ジュビリー・エディションの中の1枚として発売されたもの。他にヴァイオリン・ソナタやネーデルランド(オランダ)四重奏団として室内楽も録音しています。

A00691R
そして、こちらはクラインとその奥方アリス・ヘクシュ(1912〜57)とのモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタK.306/481、こちらもモーツァルト・ジュビリー・エディション。PHILIPSにはアルテュール・グリュミオーとクララ・ハスキルの名演もありますが、この2人の演奏も忘れてはならない名演です。

L00381L
ジャクリーヌ・エマールとレーヴェングーによるフランク:ピアノ五重奏と前奏曲・コラールとフーガ。アルフレード・レーヴェングート率いる弦楽四重奏団とジョルジュ・ミゴー作曲のピアノ作品ゾディアックの演奏でも有名なジャクリーヌ・エマールによる演奏。今回ご紹介したレコードはレーベルが白と赤地にTRESORS CLASSIQESと書かれものですが、赤地に銀文字でMINIGROOVEと書かれた物もあり、そちらの方が先に出たものと思われます。

A02236L
最後にアルテュール・グリュミオーとイシュトヴァン・ハイデュによるヴァイオリン・ソナタ集。グリュミオーと言えばハスキルとのコンビが有名ですが、ハイデュとの録音もありラヴェル、ドビュッそー、フォーレなどの素晴らしい演奏を残しています。このフランクもなかなか素敵な演奏です。

次回の新着レコードはETERNAレーベルをご紹介出来ると思います。
今週も良い一週間になりますように。